歩くのが遅い人
電車で通勤していると
混雑でぎゅうぎゅうだったり
ぶつかったりぶつかられたり
どうしても心穏やかではいられないものです。
特に帰宅時は一刻も早くお家に帰りたいので
足取りもせかせかしていまいます。
最寄り駅で電車を降りてから
人の波の中で最短ルートを見つけ出し
ささっと早足で駆け抜ける。
そんな時、つい、ちょっとイライラさせられてしまう、
歩くのが遅い人。
邪魔だなぁ。遅いなぁ。どいてくれないかな。なんて思ってしまう。
とても性格の悪い私。
そんなある日、テレビであるドキュメンタリーを見ました。
内容なんて何にも覚えていないけど、
あるシーンだけ強烈に覚えていて。
耳に障害のある若い女の子のインタビューでした。
「私のように耳に障害があっても、見た目ではわからない。でも、耳が聞こえないと、人混みを歩いていて、音で人を感知できなくて、ぶつかってしまう事がある。睨みつけられたりする。私は、歩くのが遅かったり、ふらふら歩いている人がいても、(どこか痛いのかな。)とか、(見えない障害があるのかな。)って思うだけで、決してイライラしたりしない。
その人の事、何にも知らないのに、むやみにイライラしない。」
私はこのインタビューを聞いて、わぁーーーーーーーーーーって思いました。
昨日までの自分が恥ずかしい。
目の前にゆっくり歩いている人は、どこか痛いのかもしれない。
もしかしたら脳梗塞とかで、後遺症がある方なのかもしれない。
電車で居合わせた服が汚れたおじさんは、朝早くから肉体労働を頑張った後かもしれない。
イライラして嫌な感じのあいつは、辛いことがあったのかもしれない。
私の肩にぶつかって走っていったあの人は、トイレが限界なのかもしれない。
私に足りないものは、思いやりと想像力でした。
こんな事、誰かに言われなくてもわかってろ、という感じなのですが、
分からなくなっていました。反省。
これからは、ん?と思う場面に出くわしても、すぐにイライラせず、
その背景を想像できるように訓練していこうと思います。
なんでも、悪い方に考えちゃダメですよね。
目指せ、穏やかで優しいババア!

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